不幸の石

キャンペーン/忘神 - 那由他の狭間-RuneQuest- - アットウィキ
[キャンペーン-忘神] - 蒼き月の囁き

巨大クラーシトを撃退した一行は、疲労と魔力の回復を図って休息するものの、まもなくイケイアスが「木」の呼び声を受けて再び歩き出してしまう。しかしそのドライアドは不思議とトロウルにとっても魅力的だった。ダグはイケイアスを取り込もうとしたドライアドに『俺がつがってやろう』と申し出る。


木の中へと踏み入ったダグに何があったのかはわからない。イケイアスはダグが戻ってこないだろうと考えたが、果たして彼は2刻ほど後に戻ってきた。暗闇の中で朝夕の僅かな光をもとに、暗闇に棲むモノどもの祈りを受けて育った彼女は、ドライアドともハッグとも、そしてサキュバスともつかぬ何かだった。イケイアスは彼の無事を喜ぶが、ダグの身体は少しだけ、木の皮や木の葉が混ざっていた。



朝、クラーシトキッドの毒で麻痺したティンクとロン爺、ミイラ化したミラットルをロープで降ろして船に積む。おそらく遺跡から落ちたコアによって熱水と化した海域から、熱気で朦朧としながらも船での離脱に成功。陽が落ちるのを待ってカジノタウンに船を向ける。

やはりドックの周りには正体不明の船が多数巡回していた。これはまずいと判断したイケイアスは島の裏に回りレイカにティンクを託して降ろす。そして自分たちは一刻ほど離れたベンデラ婆の島へと避難した。


しかしベンデラは、覗き窓越しに『ラッキーストーンを手放したね。日の出までに取り返さなければ、どうなるかわからないよ?』とだけ言う。ラッキーストーンをティンクのことだと判断したイケイアスは、疲れた身体を引きずって再び本島のティンクを下ろした場所へと船を戻した。


果たしてレイカとティンクは武装した一段に捕らえられていた。レイヒルトの≪突出≫とダグの暗視で状況を把握したイケイアスは、ダグが水中からレイカとティンクの押し込められたカッターを転覆させて助け出す作戦を立てた。
カッターの見張り兵は予期せぬ水中戦に対応した兵士だったものの、ダグは一瞬で敵の右腕を噛み取り、レイカとティンクをかかえて海の底をダグのボートに辿り着く。


とにかくカジノタウンから離れて身を潜めるしかないと判断したイケイアスは、どこともしれぬ方へと舳先を向けたのであった──。



「キャンペーン-忘神」第一部了


ということで、2年間18話かけた変則ダンジョンの話が終了。
マスターが「やりすぎた」ダンジョンで、45度傾斜のせいで、探索に手間がかかってかかって仕方なかったw
パーティーの錬度が低いというのも原因ですが、中核部には辿り着けませんでした。設定も半分ぐらいしか出てないか。しかし周囲が熱水となり、徐々に内部の環境も変わるので、いつかまた探索するキャラクターたちがいれば、新しい驚きを与えてくれるでしょう。たぶんw


この話はメンバーが固定的過ぎたので、フリー参加のセッションとして組みなおし予定。
いろいろ因縁もできたのでちょうどいいかな。