チャイルドキャラクター作成ルール ver 2.0

技能-1.キャラクター作成ルール ver4.0(草案)-1 - 蒼き月の囁き
技能-1.キャラクター作成ルール ver4.0(草案)-2 - 蒼き月の囁き
技能-1.キャラクター作成ルール ver4.0(草案)-3 - 蒼き月の囁き
キャラクター作成ルールの一環を構成する、チャイルドキャラクター作成ルールです。
ALFさんの「ヤングクエスターズ」では子供の能力値を振ってから成長させますが、能力値の分散が変わらないように成長した能力値を振ってから逆算するようにデザインしました。

チャイルドキャラクター作成ルール ver 2.0

ルールの概要・用途

 6歳〜15歳のキャラクターを作るためのルールです。単に少年・少女のキャラクターを作るためだけではなく、既存のキャラクターに適用してみて、どういう子供だったかを想像するのにも役立ちます。人間専用です。
 このルールを使用すると、16歳時点で能力値が成長途上となることもあります。活動中のキャラクターに用いて矛盾の出た場合は、マスターと相談して調整してください。

年齢による能力値への修正

 最初に、通常のルールに従って成人のキャラクターを作成し、「成長記録表」にキャラクターの能力値の本来値を書き込みます。


 生物的な生長による能力値の変動はSTRとSIZ、CONとINTとDEX、APPで異なります。POWには成長による変動はありません。


 まず、STRとSIZについてそれぞれD100をロールし、能力値が6に達するまでのパターンを成長記録表の「初期成長パターン(STR/SIZ用)」に従って決定します。
 能力値が6に達してからは毎年D100をロールし、D100が成人時の能力値の1倍以下であれば3ポイント、5倍以下であれば2ポイント、5倍を越えていれば1ポイント成長します。
 6に満たない能力値は成人時の能力値で成長を止めるか切り捨てられます。

 STR13のキャラクターが1回目のD100で41をロールしたなら、STRの成長パターンはC。標準的な成長で、6歳で4、9歳で5、11歳で6です。ここでキャラクターは第二次性長期に入ります。12歳のD100をロールしたらなんと08。1年で3ポイント成長し、SIZ9とぐっと大きくなります。13歳のD100ロールは82で5倍を越えているので+1でSIZ10。14歳でのD100ロールは50なので+2してSIZ12。15歳のD100ロールは02で本当は+3のはずですが、上限の13で打ち止めとなります。


 CONとINTとDEXは5歳時点を5とみなし、D100をロールし、成人時の能力値に達するまでの成長パターンを決定します。D100が成人時の能力値の1倍以下であれば毎年3ポイント、5倍以下であれば毎年2ポイント、5倍を越えていれば毎年1ポイントづつ、その能力値が成長します。
 6に満たない能力値は成人時の能力値で成長を止めるか切り捨てられます。

 INT10のキャラクターがD100で08を出しました。能力値の1倍以下なのでINTが1年に3ポイントづつ成長します。6歳でINT8、7歳でINT10!。周囲の大人は大天才と期待しました。
 ところがそれ以降、彼には目覚しい進歩がなく、10歳になる頃には回りに埋もれ、13歳になるころには明らかに頭の回りが悪いと看做されてしまいます。
 幼少の頃にもてはやされただけに、この環境は彼に深い傷を与えます・・・。


 APPは他の能力値とまったく変化の仕方が異なります。
 3D6をロールして成人時のAPPに足して、さらに半分にします(切り捨て)。これがキャラクターの6歳時点でのAPPです。次に1D6+6をロールし、その年齢の欄から1年に1ポイントづつ、成人時のAPPに近づくように変化します。6歳時点のAPPが成人時よりも低ければ1年に1ポイントづつ増加し、成人時よりも高ければ1年に1ポイントづつ低下するわけです。
 成人時の能力値に達した時点でAPPの変化は終了します。

 APP17のキャラクターが3D6で6を出したなら、6歳時点でのAPPは17+6を2で割って11になります。1D6をロールすると6なので、彼女は12歳までAPP11のままで過ごしていました。
 ところが13歳でAPP12、14歳でAPP13と大人の美しさが顔を覗かせはじめます。18歳では本来のAPP17まで成長した評判の美女として、ひっきりなしの求婚を受けることになります。


 能力値の成長は、1年に1ポイントの場合は新年に、1年に2ポイントの場合は半年ごと、1年に3ポイントの場合は1年の3分の1ごとに起こるものとします。


 能力値の成長は本来値が上昇しているものとして扱います。従って能力値が訓練できる上限値は、その時点での本来値から計算します。訓練や病気などによって本来値より現在値が上下している場合、本来値が上昇した分だけ現在値も上昇します。ただし、能力値の上限を上回ることはできません。

成長記録表

初期成長パターン(STR/SIZ用) STR SIZ CON INT DEX APP
×1 ×3 ×5 ×5以上 96以上 本来値          
A B C D E 成長パターン          
4 4 4 3 3 6歳          
5 4 4 4 4 7歳          
5 5 4 4 4 8歳          
6 5 5 4 4 9歳          
- 6 5 5 5 10歳          
- - 6 5 5 11歳          
- - - 6 5 12歳          
- - - - 6 13歳          
STR/SIZ:D100をロールしてA-Eの成長パターンを決める。6に達したら毎年D100をロール。能力値×1以下+3、能力値×5以下+2、×5を越えたら+1。 14歳          
15歳          
CON/INT/DEX:5歳時点で5。D100を1回だけロールして翌年から成人までの成長パターンを決める。能力値×1以下-1年に+3、能力値×5以下-1年に+2、×5を越えたら-1年に+1。 16歳          
17歳          
APP:3D6をロールし成長時のAPPとの平均(切り捨て)が6歳時点のAPP。1D6+6歳から、本来のAPPに向けて1ポイントづつ変化。 18歳          
19歳          

年齢による技能への修正

 15歳に満たない1歳につき、15%以上ある技能ふたつからそれぞれ5%を減らします。
 持ち物や信仰などに関しては、マスターの任意とします。