マッドサイエンティストとしての魔導師を悼む

キャラクター作成ルールを再調整するに当たって、各職業の技能セットを見直し中。
生徒と入信者の技能セットを考えていて、未開や遊牧に対してどう適用するかで悩む。


ヒーローウォーズから<伝承(○○)>を導入しようかと考えていて、そういえば生徒にも<経典(○○)>とかをいれなきゃなあ、と思い当たりました。



んー、これ、俺の心象風景と違うんだよね。



日本語版ルーンクエスト単体からはじめると、魔導師ってぜんぜん宗教色ない。
カルトブックのRead Me Firstで初めて「見えざる神」とか「聖人」とか出てきて。
ふーん、と思って違和感を感じながらも公式設定になるべく沿うように補正し続けてきたんだけど、いまのいままで、俺の中では「宗教家」にはなりきれなかった。


なんでか。


いままで真面目に考えたことなかったんだけど、実は俺はグローランサを技能から眺めているせいだと気がつきました。
先日のセッションでも≪見えざる神礼拝≫って、つい取り忘れるよね、って笑い話になったんだけど、ポイントは魔術よりも技能。
ルーンクエストのルールでやっている限り、魔導師が「教義について勉強している」という風景は一切出てこないんだなあ、と思い当たったよ。
俺の中では技能こそキャラクターの心のありようを示しているのです。


後もう一点。
宗教的な思考パターンって、少なくとも俺の中では神聖カルトと見えざる神にあまり違いが感じられない。無知な意見だって言うのは承知のうえで。つまり
「世の中には、手段のためなら目的を選ばないというようなどうしようもない 人間も確実に存在するのだ。つまりは、とどのつまりは、我々のような」
と言い放ててしまうマッドサイエンティストに神教徒と論争させたほうが、すてきなギャップを世界に与えてくれるよね、ってことなんだけどw



とりあえず<経典(○○)>を入れることにしたので、俺の心の風景も、やっと補正されるでしょう。