技能-1.キャラクター作成ルール ver4.0(草案)-3

技能-1.キャラクター作成ルール ver4.0(草案)-1 - 蒼き月の囁き
技能-1.キャラクター作成ルール ver4.0(草案)-2 - 蒼き月の囁き
の続きです。

趣味の技能

 趣味の技能とは、職業上、もしくは社会生活上で必要のない技能のことです。プレイヤーはキャラクターの個性を演出するために、職業技能一覧表に記載されておらず、カルト技能でもない技能を趣味の技能として獲得することができます。
 標準的なキャラクターは30%、20%、10%の3つの趣味の技能をキャラクターシートに記入します。

職業経歴年数の補正

 すべてのキャラクターは同じ熱心さで職業に取り組むのでしょうか。生活の糧となる職業をおろそかに、だらだらと人生を過ごす者、人の世の楽しみにまったく目を向けず、ひたすら与えられた仕事をこなす者、さまざまなキャラクターがいるはずです。


 プレイヤーはマスターの許可を得て、職業経歴年数と年齢の差を10から増減させることができます。キャラクターの獲得する趣味の技能は、年齢から職業経歴年数を引いた値の3倍、2倍、1倍です。
 40歳のキャラクターが職業経歴年数を10年しか得ていないならば、彼は90%、60%、30%の3つの趣味の技能を獲得します。趣味の技能は75%を越えても技能値を半分にする必要はありません。
 逆に20歳のキャラクターが20年の職業経歴年数を得ているならば、彼は趣味の技能を獲得することはできません。彼はまったく潤いのない、殺伐とした人生を送ってきているでしょう。


 作成時にロールした能力値が87に満たない場合、下記の表に従って趣味の技能を獲得できます。

不足分 技能値
1ポイント 30%
2ポイント 40%
3ポイント 50%
4ポイント 60%
5ポイント 70%
6ポイント 75%
7ポイント 80%
8ポイント 85%
9ポイント 90%
10ポイント 以降1ポイントにつき5%

 不足分の能力値をいくつの技能に割り当てるかはキャラクターの自由です。不足分5ポイントを3ポイントと2ポイントにわけ、50%と40%の技能を獲得することも、30%の技能を5個獲得することもできます。


 趣味の技能も職業技能と同じように能力値の訓練に割り当てることができます。能力値は技能と異なり、職業技能表に含まれていても趣味の技能の対象として構いません。

極端な環境

 マスターが許可すれば、年齢を超えるような職業経歴年数を持つキャラクターを作成してもかまいません。
 キャラクターは経歴年数から年齢を引いた1年につき、技能値が30%以上ある技能ひとつを完全に失います。これは極端な環境がキャラクターの成長に歪みを与えたことを意味します。
 キャラクターはそれ以降、その技能が成長する可能性を失います。マスターは適切な設定を設けるべきでしょう(cf.聞き耳が0%=耳が聞こえなくなった、回避が0%=「けして避けぬ」という誓いを立てた、泳ぎが0%=水恐怖症になった、など)。


キャラクターに意外性を盛り込むために、「職業技能表にない」「カルト技能でもない」という縛りで技能を獲得できるようにしています。
本当は<頭に花が咲く 30>とか<妻に謝る 20>とか、どうでもいい技能を入れるためのスロットなんですが、いろいろと抜け道になるように作ってあったりします。
まあすでにプレイヤーが職業技能で<大人のおもちゃ製作>とか、わけのわからない技能を入れてくるので、どうでもいいです、ほんとにw


実プレイ上で能力値を訓練させてあげられることがほとんどないので、今回の改訂でキャラメイク時に一定能力値訓練をこなせるように補正しました。
ただ技能と能力値の変換は、ハウスルールの「訓練可能な能力値は常に200時間の訓練で1ポイント上昇」を元に算出しているので、少し有利になっちゃってるかも。


えーと、あとは15歳以下の能力値と技能補正を書いて、魔術と装備を書いて、職業技能表か・・・長いw