アップランド湿原-8(遭遇-4)

下記はアップランド湿原-7(遭遇-3)の続き、Wyrms Footnotes 15のp23-25あたりの適当訳です。
英語の相当怪しい人ですので自分が使うのに困らない程度でしか訳していません。口調不統一や日本語として意味が通じなくてもご愛嬌。
いまやPDFで購入できますので、原本を当たられることをおすすめします。

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ダック

ほとんどのダックは、死んだダックとならないためには、湿原を抜けるには一人旅でないほうがよいことを知っています。 湿原の範囲で生活することを選択したものは、酷く絶望したものだけです。ほとんどはその縁で生きることを好みアンデッドの勢力圏から逃れようと、徹夜で目を光らせています。彼らはリスメルダー一族と密接に協力し、侵入が差し迫っているときは、できるだけ多くの警告が与えられています。
ダックの海賊や泥棒の小さな一団が軽い葦船を使って、静かに湿原を動き回ります。彼らは隣接するオーランス人の土地に、非常に小さな略奪を行い、霧の中へと消え去ります。ある更正した海賊のブラックビーク船長は、湿原の川に彼の船で往復しています。彼は、その価格が適正であれば、湿原についての貴重な情報を提供することが知られています。彼はまた、航路を示す詳細な地図を持っていると言われています。
どんなダックも敵意に遭遇すると逃げ出します。誠実な友情を表明したならば、ほとんどのダックは冒険者達に周辺の適切な情報と警告を提供します。湿原に追いやられたダックは、彼らを追い詰めようとする致命的な罠を避ける方法に熟練しています。

エルフ

黄の花島以外のほとんどの生きているエルフは湿原の問題を遠ざけようとします。黄の花エルフは、何らかの任務や目的を持って島を離れるため、ランダムな敵対的関係を避けようとするのが普通です。脅威を感じていない場合、彼らは友好的です。尋ねられたなら、彼らは近くの場所への一定の方向を示すことができます。
彼らが脅威に直面した場合、驚くべき速度と技術で湿原に逃げ込みます。

黄の花のエルフ

南から、黄の花のエルフが海の季の度に、彼の湿原の縁の直前まで彼らの森を大きく拡大してきました。
ディレクティは縁取りの中にいる自分を見つけ、この平和な隣人は 彼の領域へと彼らの土地を盗み広げはじめていることを見つけました。彼のエルフの問題の根本を攻撃することは容易ではありません。エルフは彼の仇敵の一人、ドライアドのホラリンに率いられていました。彼女は彼が古の友、リハリャを狂わせたことを許したことはありません。彼女はディレクティが彼女と民のところへ来るその日のために長い準備をしてきました。彼女の庭に迷い込むあらゆるゾンビに、巨大な捩れた蔦が絡みつき、バラバラに引き裂きました。
10年以上の間、彼女はゆっくりと彼の湿原の多くを取り囲むように、彼女の子らを育ててきました。

エルフの敗北

リハリャが「殺害の儀式」の秘密を教えるために、彼女の自由意志の最後のひとかけらを使ったため、彼女はディレクティがコラングの形をとって湧き上がるのを恐れていませんでした。しかし、彼が彼女を訪問したときに、彼女の恐れゆえに、 彼女は形を取る事ができませんでした。ゾラーク・ゾラン、フラマルの殺害者が木こりの歌を歌って闊歩する恐怖に直面し、彼女は萎れました。彼女の子らは、斧の力強い一振りごとに倒れ、ディレクティは彼の情熱ゆえに、それらのいくつかから生き残りました。
最後に彼女を助けるために、彼は彼女が彼に敵を作る己の愚かさを静観するために、不死という永遠を知ったことを確認しました(訳注:いまいち意味がとりきれない)。彼のゾンビは彼の崩れゆく天守閣へ彼女を引き摺り戻し、汚染された大地に彼女を植えました。彼女は捩れ、彼の殺害のスピアを掘り出すお気に入りのブラックソーンの木になりました。

グール

オーランス人は、これらの食人鬼を「グール」と呼びます。
グールは生前と同じように見えますが、月日が経過すると、彼らの皮膚は薄い紙のような表面になります。彼らの皮膚に穴を開けても、彼らは出血しません。彼らの神経は死滅し、もはや何も感じていません。彼らは手足を失ってもショックを受けません。グールは驚異的な筋力と耐久力を持っているように見えます。なぜなら痛みの喪失により、限界以上に自分の体を引き伸ばすことができるためです。

グールは彼らは定期的に人肉を食べ続ける限り、腐敗や崩壊をしません。週に1体の死体を食べることができなかった場合、年齢が彼らに追いつくように、グールは崩壊し始めます。光は彼らの皮膚を乾燥させ、崩れる過程を早めます。日光にさらされたグールは、受けた損傷を修復するために、より多くを食べる必要があります。飢え始めていたグールが光に晒されたなら、彼は崩壊し始め、体を修復することはできません。この状態のグールも人間の死体が供給されたなら復活しますが、ほとんどはその前に食べ物を見つけるか死のうとします(イマイチ意味が読み取りにくい)。

グールの遠吠えは、ベテランの戦士たちでさえ武器を落とし逃げるほど、生物にとって恐怖です。獲物を狩猟するとき、グールは遠吠えを上げます。遠吠えに打ち勝つことは非常に困難です。
グールの一口は麻痺毒を注入します。毒に抵抗することは困難です。グールは獲物にとどめをさすときに口を使いますが、ほとんどのグールは生前使っていた武器や防具を使い続けます。多くは、何年も磨いた完全なスキルを持っており、さらに高めています。
これらの生物は遭遇できるアンデッドの最も稀な形態です。彼らの破壊的な食習慣がゾンビに不向きな死体をすため、ディレクティは積極にグールを破壊します。それにもかかわらず、湿原は彼らにとって魅力的な隠れ場所で、彼の仕事が終わることはありません。ほとんどのグールはデレクティについて何も知りません。

ゴースト

アップランド湿原は千、いやおそらく幾千万もの、湿原で死んだゴーストやレイスの怒りに呪われています。おそらく最も多いのは、ドラゴンキル戦争で死んだ怒れるゴーストです。
ゴーストはディレクティがアンデッドを作り出す手法の最大の貢献者の一つです。湿原内の犠牲者のすべては速やかに不死者化され、彼の部下として馳せ参じます。幽霊は特定の場所に関連付けられることが多いので、湿原の縁付近の強力なもののいくつかは、歌と伝説で知られるようになっています。

ほとんどのゴーストは狂っており、彼らの多くは湿原にあるという不正確な宝物の伝説で訪問者を誘惑します。ゴーストは、いずれかの種別の魔法を持つことができます。湿原の祈禱師のゴーストは魔精を持っています。

巨大な荒れ狂うレイス
これは、特に強力で怒り狂った精霊です。巻いた舌で猛烈な唸り声を上げながら、悪魔の形相で己を膨れ上がらせます。それは知性あるものを殺し、彼らの魂をむさぼり食うことを望んでいます。
それは魔法によって毒の爪と牙の幻想を作り出し、または装備品によって、英雄達を湿原での破滅に導きます。

典型的な幽霊
この怒ったゴーストは、意志の弱い男性や女性を乗っ取り、彼らの魂を取り上げるために、彼らの身体を湿原に引きずり込もうとします。これらは一体のゴーストか、それ以上のこともあります。それは、湿原で血まみれの衣服を洗う女性や、やせ衰え膨らんだ腹を持つ外観、熱なく浮かぶ炎など、様々な外観を取ります。

巨大沼ヒキガエル

一部の生物は何でも食べます。沼ヒキガエルは、これらの生き物の一つです。彼らは丸呑みできる獲物を好みます。

虫の群れ

ディレクティの信奉者の一人は、黄衣のゴラキーキの熱心な信者でした。彼は何世紀にもわたって彼は湿原でミツバチを増やし続けてきています。彼はまた、致命的かつ激烈な品種改良も行いました。
彼らはアンデッドを無視します。

ケルト

ほとんどのスケルトンは単に年月の経過した歩く屍です。
ディレクティの助手の一人、オッサは骨接ぎを専門としており、様々な骨格の一部を組み合わせ、奇妙な機能を持ったユニークな作品を作り出しています。彼が作ったスケルトンの多くは、余分な手足や致死的な器官が付属しています。 スケルトンの一部は、吼える塔で働く狂気の錬金術師、オリチャルによって処理されています。彼のスケルトンは多くの場合、様々な厚さの青銅でコーティングされており、彼らに追加の装甲を与えます。

一般的なスケルト

この歩くスケルトンは超自然的な技術で戦い、槍や刀で武装しています。 突刺武器や発射武器でそれを打ち倒そうとする英雄は状況ペナルティ(HeroQuestコアルール、p53)を受けます。

青銅スケルト

このスケルトンは青銅でコーティングされており、日常的な武器を使って倒すことは非常に困難です。それ以外の点では、一般的なスケルトンの通りです。

ストゥアワーム

この巨大で、混沌的で、手足のないドラゴン族は、致命的な凶暴性と共に湿原を這い回っています。
彼らはディレクティの助手のいずれかによって飼育され、彼の廃墟の天守閣でペットとして飼われていると噂されている。彼らは毒ガスを吐き、 驚くべき速さで傷を再生するため、彼らを殺すのはとても難しいことです。ストゥアワームの体長はおおむね15mを超えています。

歩く屍

湿原で遭遇する歩く屍は、すべてディレクティの部下です。これらは通常、3体かもう少し多いグループで動いています。ディレクティがパーティーに強い嫌悪を持っている場合、当事者は事実上無限に歩く屍に直面します。歩く屍(何か)の一団は、ルナー兵、ダック、トロウル、またはオーランス人などの、一般的な背景の生物で構成されています。最終的にディレクティは彼が利用できるあらゆる材料(生物)で作業するため、遭遇することのない一般的な歩く屍(何か)はありません。
素晴らしく奇妙な可能性のすべて、とりわけ縫い合わせた作品を詳述するために、GMは想像力を駆使することが推奨されます。

一般的な人間の歩く屍

この死体はディレクティの超自然的な魔術によって動かされています。それは、疲れることはなく、痛みも感じません。限られた知性しか持たないにもかかわらず、歩く屍は生者を憎んでいます。
彼らに対する矢や槍のような突刺武器による攻撃は、状況修正によってペナルティーを受けます。

ヘビ

マムシの何種類かだけでなく、他の危険な蛇も湿原に生息しています。湿原の蛇の大半は、水中だけでなく地上にも安住しています。

マムシ

これらの半水生の蛇は、日常的に1mを超え、一部は2mを超えることもあります。 彼らは攻撃的で、強い毒を持っています。咬まれると、ショック症状や死を引き起こす可能性さえあります。

ガラガラヘビ

この蛇は長さ2.5mを超えることがあります。それは通常攻撃の前にガラガラと音を鳴らします。その一咬みは激しい痛みと、しばしば死を引き起こします。

スピット蛇

この蛇は沼マムシに似ていますが、その喉から3mの範囲に毒を噴射します。毒は非常に強く匂い、少なくとも1週間、被害者の周りを漂います。

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続きはまたそのうちに。