忘神群島のサルベージャー達のお話。
登場人物
- イケイアス
- 地元ヤクザ系サルベージャー。稀に見る顔の不自由な男(APP4)。父の「アダーマ商会」の潜水技師でもある。
- ダーグ=デーン
- 海難中にアダーマ商会に救出されたダークトロウル。イケイアスの用心棒。
- レイヒルト
- 行方不明の師匠探しのマルキオニスト。旅慣れず食い詰めて、イケイアスに拾われている。
- ミラットル
- 第二期の「人と魚人の友好記念館」のルードック女性大使。人間の恋人がいたらしい。なぜか干物になっていたが、水をかけられ蘇生。
- ロイカース
- アダーマ商会の老水夫。
- ティンク
- 赤毛生脚の魅惑的な女ギャンブラー&情報屋。プレイヤーには不二子ちゃんと言われる。
- レイカ
- 謎の東方娘。両手に剣。実はトゥサンクスの司祭だが、難破してカジノタウンで食い詰めている。ティンクに雇われて「遺跡」に来る。
- レンバウル
- イケイアスとは競合関係にある強力なサルベージャー。「遺跡」でなにか起こったらしく、皮膚色は灰色になり壁や天井を自在に這い進み、遺跡に来るものを襲い続ける。
- コーゼル
- カジノタウンの殴られ屋。レンバウルに荷運び人として雇われて「遺跡」に来たが裏切られる。
ハック&スラッシュをやるはずだったのに、なぜか超変則ダンジョン踏破&政治戦ものとなっているキャンペーン。
現在話の中心になっている「遺跡」は東京国際フォーラムっぽい建物を斜め45度に傾けて、下半分を水に沈め、上半分にすっぽりと「土」をかぶせた差し渡し100mぐらいの小さな島。
とにかくあらゆるところが45度で、上から下に水が流れ落ち、土が溜まり、下向きのドアは開き、部屋の中のものは一方に崩れて重なり、大変なダンジョンになっている。
ロープを使ってアップ&ダウン、開くドア開かないドア、エレベーターシャフトやメンテナンスルートを使った移動、《命の皮》とロープの残量と回収した「宝物」のENCと食料の残量との戦いがメインw
第二期の遺跡は莫大な「知識」をもたらすことがあるので、未発掘の大規模遺跡は政治的な暗躍も生み出す。
発見を悟られないように動くサルベージャーと横槍を入れるサルベージャー。
互いのパトロンが送り込む「敵」と「一時的な味方」。
遺跡の何かに触れ、怪物と化したレンバウル。
「魔術」により蘇生した、600年前のルードックの「友好大使」。
そんなステキ環境の中、登ったり降りたり、殺したり殺されそうになったりして数週間。
消えたティンク、コーゼル、ロイカースを探していたイケイアス達の前に謎の東方娘が現れ、3人を助けてくれと駆けつける。存在が噂されていたクラーシトの仔らに襲われ、レイカのみ撤退してきたという。
海中から岸壁の中に入り込む三本の巨大な蟹(たぶん信じられないほど大きなクラーシトの仔)の脚。本体は巨大すぎて岸壁の中には入り込んではこないが、長さ20m以上あるであろうその「脚」に向けて、天井に潜むクラーシトの仔らがプラッツィームで捕縛された三人をゆっくりおろしていく。
AP24の蟹の脚を破壊しようとして返り討ちにあったりいろいろドタバタした結果、コーゼルは全身をバラバラに砕かれて死亡。他の二人をなんとか救出したと思った矢先、ミラットルも斜面を転がり落ちて死亡。そして水煙を上げながら、干物に戻っていくのでした。