セスクの出納帳メモ欄-1

「ヴィンガ信徒を作ってみる」はちょっと煮詰まっているので別ネタで
第三話のジャニューブ河開通記念交易権争奪レースのログから「セスクの出納帳メモ欄」をピックアップ。


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登場人物

”おでこちゃん”ユーライジル
今回はお仕事と陰謀にはげんでおり、画面には登場せず。
”後家殺し”アイザック
セイフェルスター出身のフマクト剣士。各地で未亡人の恨みを買い、流れ流れてカルマニアに至る。
”速駆け”カル
サーターのアマド族のオーランシー。山の郵便配達人であったが、事件と遺跡の力でカルマニアに取り残される。行き倒れているユーライジルを助けたのをきっかけとしてアイザックとも親交を持つようになり、フマクト寺院で下働きをする日々。
フランセスク・ファブレガス
スポル伯爵領出身の貧乏カルマノイ。色事屋としても知られる好事家。愛称はセスク。
ヒューゴー
ジャニューブ川流域の高地出身の正統オーランス信徒。チャーグ開放と共に職を求めてガラスターへ至るが、途中川を下ってきたカルマニア人の一団に拉致される。

セスクの出納帳メモ欄

1614年火の季1W

 どうやら淡水海の封鎖が解けて交易路広がったらしいので、バインドル伯爵領のハランダッシュに向かうことにした。決して、自分の調合したヌルヌルローションの配合を間違えて顧客から怒られたわけではない。
 行く途中で外国人の騎士であるアイザックと従者をカルというものと出会った。アイザックはそこそこ羽振りがよさそうなので、今後の顧客になる可能性がある。覚えておこう。

1614年火の季2W〜4W

 何だこの街は、目に付く全てが高い。扱う商売柄、またカルマノイの矜持から、生活レベルを落とすわけにも行かない。
 ついた直ぐに商売が軌道にのりそうな感触を得たので楽観視をしていたのが全ての間違いだったか。人の移動が早すぎで安定した商売が続けられない。新たなネタを仕入れることもできないので、早く新たなる販路に行きたいものだ。

1614年火の季5W〜6W

 ようやく、バインドル伯の船団が出発することになった。新たなる土地でアーガンアーガ信者が必要である可能性があることを声高に主張したところ、タダで乗せてくれることになった。まぁ伯の望んでいる商売と私の専門に扱っているものが、まったく被っていなかっただろう。
 船の上で、アイザックとカルに再会した。よく話してみたところ、やはり2人とも土地のものではなかった。ためしにカルに故郷のピンク物の話を聞こうとしたが、まだ上手く言葉を話せないようだ。交易を生業とする私でも農奴たちの話している言葉まではカバーしていないぞ。
 旅の途中でいくつか事件が起こったみたいだが、全て戦士たちが処理したらしい。その際に現地人のヒューゴーを捕虜として連れてきていた。一応交易語は理解しているみたいだが、現地語を話し始めたら、全く何を言っているのか分からない。今まで聞いたこともない言語なので、これを早く覚えれば商売の足しくらいにはなるかな。

1614火の季7W

 サウスバンクという街についた。さすがに既にルナー共が乗り入れているが、まだ私の商売敵はやってきていないらいことが分かったので、一安心だ。
 しかもメルダース商店の女店主と知り合うことができた。34歳というこなので、ちょっと年はいっているが、さすがに年の功。イロイロと有益な情報を得ることができた。しかし私の商いは交易語で取引するにはあまりにも味気ない、やはり現地語を覚えるべきであろう。

1614火の季8W

 4週間の旅の末、ようやくハランダッシュに帰ってきた。1季の収入を確認したところ、100ルナーも儲かっていないことが判明した。今季は特に遊び歩いていなかったのに・・・。これもハランダッシュの物価のせいだ。商売道具を使って憂さを晴らしてー。