ヒーロークエストとグローランサ

※この記事は過去サイトからの移設記事です

グレッグがヒーロークエストをグローランサの柱に据えたのは計画的でも偶然でもないと私は思っています。
世界観=神話の衝突がテーブルトークの本質であること、衝突の結果が時を超えて世界を書き換えることが、グローランサに必要なことを経験的に確信し、実プレイを通して模索してきたのでしょう。


私がグローランサを評価する最大のポイントはここです。


グローランサは「小説のための世界」でも「テーブルトークでも遊べる世界」でも「テーブルトークのための世界」でもなく、
「テーブルトークの楽しさを骨格に据えた世界」
なのです。