技能X-<読み書き>技能の詳細な運用とさまざまな文書-3

技能X-<読み書き>技能の詳細な運用とさまざまな文書-1 - 蒼き月の囁き
技能X-<読み書き>技能の詳細な運用とさまざまな文書-2 - 蒼き月の囁き

<読み書き>技能の詳細な運用とさまざまな文書

文章の難読度
言葉の意思疎通表
文章を書く
文章を読む
学習可能な文書の作成
学習可能な文書による技能の訓練・研究

のつづきです。



写本

一人で写本をするのに必要な時間は「文章を書く」ルールの2倍です。
写本するにはまず1回に写本するページ数を20ページ単位で決め、<読み書き>をロールします。成功すると予定通りに、効果的成功で75%、決定的成功で50%の時間で写本が終了します。失敗するとまったく成果は上がりません。ファンブルすると、予定通りの時間で作業は終了しますが、文書の情報量が1D3低下します。
写本時間が増減したときは、費用も同様に増減します。


原本の情報量よりテーマ技能パーセントの高い書き手は、写本する前に、原本の誤りを写本中に訂正するかどうかを選べます。
訂正する場合は写本のロール一回につき、テーマ技能ロールを一回行ないます。結果が効果的成功なら1ポイント、決定的成功であれば2ポイント、写本の情報量が上昇します。ファンブルは文書の情報量を1D3ポイント低下させます。


写本に費やした時間は<読み書き>技能とテーマ技能の研究時間として半分ずつ割り当てることができます。

”鏡の”サバサは写本を生業としています。彼の<新ペローリア語読み書き>は93%、『赤髪と七人の侏儒』(1020ページ、難読度30、情報量18)を写本するには通常2000時間以上が必要ですが、それでは商売にならないので25%のペナルティーを覚悟して400時間程度で仕上げる予定です。
彼は<セデーニャ哲学>に通じているので、この写本には注釈をいれていくことにします。
彼は120ページ(40時間)ごとに<読み書き>ロールをすることに決め、9回ロールをします。結果は5、2、97、45、85、29、99、15、6。ちょっと荒れた仕事になりました。
<ペローリア語読み書き>が68%ですから、最初の5は効果的成功で、所要時間は30時間、次の2は決定的成功ですから20時間です。幸先のいい出だしです。しかし途中99でファンブルを出して、情報量が1D3ポイント低下してしまいますがサバサは気づかずに作業を進めます。
最終的に、決定的成功1回(20h)、効果的成功3回(90h)、成功3回(120h)、失敗4回(160h)、ファンブル1回(40h、情報量-1D3)で960ページ430時間。残り60ページのロールは成功で20時間。合計450時間で、9週間で完成しました。
さて、サバサは<セデーニャ哲学>も90%の成功率で13回ロールできます。彼は効果的成功2回ロールしたので、適切に誤字を修正するか、有益な注釈を入れて本の情報量を20に高めることができました。最後にファンブル分の1D3をロールすると3ポイント。結果として『赤髪と七人の侏儒』のサバサ写本は[1020ページ/難易度30/<セデーニャ哲学17>]の書物となります。


2008/10/03 写本の後半部分を追加

同じ文書を写本する

同じ文書を繰り返して写本する場合は、1回ごとに<読み書き>の成功率が5%上昇します。2回目は5%、3回目は10%、11回目は50%といった具合です。このボーナスに上限はありません。1週間以上同じ文書を写本しなければ、このボーナスは失われます。

集団で写本する

一人が読み上げ、何人もで書き取ることで、質は落ちるものの写本する速度を上げることができます。<読み書き>に25%のペナルティーをつけることで、4人までの書き手が写本を行なうことができます。以降4人増やすごとに全員に5%のペナルティーが加算されます。例えば16人の書き手が写本するなら、全員の<読み書き>は40%のペナルティーを受けることになります。
読み手と書き手が≪テレパシー≫で結ばれている場合、10%のボーナスを受けることができます。

≪精神結合≫を使った写本

≪精神結合≫で結ばれた一方が読み手、一方が書き手となるならば、写本をするのに必要な時間は二分の一になります。ただし<読み書き>はどちらか低いほうの成功率を使用します。


以下、予定

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