移動と戦闘のハウスルールを見直してみる-3
移動と戦闘のハウスルールを見直してみる-1 - 蒼き月の囁き
移動と戦闘のハウスルールを見直してみる-2 - 蒼き月の囁き
の続きです。
ルーンクエストには移動と攻撃の組み合わせについて、4つのパターンが考えられます。
- 1.移動してからの攻撃
- 2.攻撃してからの移動
- 3.移動しながらの攻撃
- 4.移動している相手への攻撃
特に「1.移動してからの攻撃」と「3.移動しながらの攻撃」の区別が付いていないと、わけのわからないことになります。
「移動してからの攻撃」は言葉としては定義されていません。
ルールブック中の記述は下記の部分です。
基本ルールブックp48
ストライク・ランクの修正
移動:人間は通常、1ストライク・ランクあたり3m移動することができます。その戦闘ラウンドにおける移動後の行動は、本来のストライク・ランクに移動時のストライク・ランクを修正値として加え、それを合計したストライク・ランクにおいて解決されます。
ようするに、「移動してから攻撃するには、移動に必要なストライク・ランクを足せばよい」ということですね。
では、「攻撃してからの移動」はどうでしょう。正解は・・・、
定義されていませんw
関連すると思われる記述は
基本ルールブックp47
戦闘ラウンド中の移動
戦闘ラウンド中に移動を試みる場合、その開始時期は本人のDEXストライク・ランクに等しくなります。
以降の各ストライク・ランクにおいて、冒険者は最大3mずつ移動することができます(戦闘や魔術などの行動を取らなければ)。そして、つぎの戦闘ラウンドでは、やはり本人のDEXストライク・ランクから始めて、1ストライク・ランクにつき3mまで移動を行なえるのです。
基本ルールブックp48
複数のアクション
(中略)
一般に、移動のストライク・ランクと戦闘のストライク・ランクが同時になることはありません。これは、反動を利用する武器などを使う場合などによく問題となりますので、注意してください。
基本ルールブックp49
戦闘時の動作
通常、戦闘ラウンド中の冒険者の動作は1回の攻撃と1回の受けに限定されています。このいずれかのかわりに回避を行なうこともできます。呪文は、その戦闘ラウンド中にストライク・ランクが間に合うようであれば、攻撃/受け/回避の前、後、あるいはかわりに実行することができます。ただし、同一戦闘ラウンド中に、呪文のあとに戦闘その他の動作を行なう場合は、その移行に3ストライク・ランクを要します(その逆も同じ)。攻撃/受け/回避を実行しながらの移動は、原則としてストライク・ランクあたり0.5mに限定されています。
の3か所だけです。
従って「攻撃してからの移動」には
- 1.移動してからの攻撃と同じように、残ったストライク・ランク分移動できる
- 2.3ストライク・ランクを足してから移動できる
- 3.3ストライク・ランク+DEXストライク・ランクから移動できる
- 4.できない
の4つの解釈がありえます。
オフィシャルのない今日この頃、どれが正解といってもはじまりませんので、「攻撃してからの移動」もマスターが裁量しなければいけないことになります。
つづく。