TRPGと口承文芸-2 口承文芸の要素を検証して見る1

こどもとTRPG-4 - 蒼き月の囁き
TRPGと口承文芸-1 TRPGってなんなんですか - 蒼き月の囁き


口承文芸について俺は何を知っているわけでもないです。
ソースはwikipwdiaと、検索でヒットしたうちもっとも共感を感じた文献からの抽出です。
もし詳しい方がいたら、教えてください。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8F%A3%E6%89%BF%E6%96%87%E5%AD%A6
口承文学(こうしょうぶんがく)とは、文字によらず、口頭のみで後世に伝えられる形態(口承)の文学である。文字を持たない民族に伝わった物語、あるいは、宗教的呪術的な理由などにより、文字(書物等)として伝えられなかった物語などである。口承文芸などともいう。

口伝であるため、物語は固定されることがなく、途中で新しいエピソードが挿入されたり、話の筋が変わったりすることもままある。また、その物語の伝承者が絶えると同時に、物語そのものも辿ることができなくなってしまうのも特徴の一つである。民俗学などの分野では、これらの文字を持たない民族の物語も研究対象にしており、貴重な民俗資料となっている。研究のために文字で書き留めたものが出版されているため、現代では、口承文学の全てが口承でしか伝わっていないとは言い切れない。

http://www2j.biglobe.ne.jp/~minwa/genron.htm
この前後の形式句で示される昔話は、「昔語り」と呼ばれる、非日常会話的な抑揚とまをもって語られる。一方、これを聞く聞き手は、語り手の語りに応じてあいづちを打ち、話の内容を納得し承認していることを語り手に告げて、次への展開をうながす。また、「はなし」の聞き手 は、あいづちの代わりに哄笑や半畳を入れるなどして、話を楽しんだり、けなしたりする。いずれにせよ、聞き手は、一方的に昔話を承るのではなくて、昔話の成立に参加している。語り手は気ままに物語るのではなく、聞き手の反応によって方向づけられ修正される。
従って、口承文芸たる昔話は語り手が聞き手に語るたびごとに成立する一回性の文芸であり、またその伝承の場で次の世代に迎えられるようにつねに新生しつづけるものである。昔話が時代とともに変化し、長い生命を保ってきたのは、このような、伝承の場における語り手と聞き手の再創造的構造にもとづくものといえる。
稲田浩二・京都女子大名誉教授の日本昔話原論講)


ここから検証したい要素を抽出して見ます。

  • 1.物語は固定されることがなく、途中で新しいエピソードが挿入され、話の筋が変わる
  • 2.伝承者が絶えると同時に物語がなくなる
  • 3.非日常会話的な抑揚と間をもって語られる
  • 4.聞き手は、語り手の語りに応じてあいづちを打ち話を承認し、次への展開を促す
  • 5.聞き手は、あいづちの代わりに哄笑や半畳を入れるなどして、話を楽しんだり、けなしたりする
  • 6.聞き手は、一方的に昔話を承るのではなくて、昔話の成立に参加している
  • 7.語り手は聞き手の反応によって方向づけられ修正される


・・・なんかもう検証しなくていい気がしてきましたがw、とりあえずひとつづつ詰めていきましょう。