グローランサって何さ(裏の話)

※この記事は過去サイトからの移設記事です
上に書いたのは表の話。

で、グローランサ魅力的な魔術法則や、莫大な文化人類学的な設定{議論好きの人を集める}要素になっていて、「正しいグローランサはこうだ!」っていう議論がループで出る原因にもなっていたりします。
それは一定解決もされていて、だいたい下記のまりおんさんの記事がすべてです。
http://d.hatena.ne.jp/mallion/20070511/p1 より引用。

略語

  • GAG – Generally Accepted Glorantha. 「だいたいみんなが認めているグローランサ設定」。
  • Gregging - 「グレッギング」。グローランサ創造者のグレッグ・スタフォードが突然以前の設定と矛盾することを言い出してみんなを混乱に陥れること。エルマルが突如あらわれたり、クラロレラ中心部が第二期に沈んでいなかったことになったとか、HeroQuest のサプリメントによれば、1621年に起こるらしい「Fimblewinter」(1年にわたる冬)が、同じ時期を扱った「グローランサ年代記」には全く記述がないことなどが一例。設定を忘れたのかと思えば、しっかり設定は認識していながら意識的にやってるらしいのが質が悪い(笑)。しかし最近は「あーそうですか、では前の設定はどう解釈されるんですかねえ」とか流されることが多い。
  • MGF – Maximum Game Fun. 「正しいんじゃなくて、楽しいことをしろ」というプレイ指針。グローランサは設定が多いのでことさら強調されるみたい。
  • YGWV – Your Glorantha Will Vary. 「みんなグローランサは違うんだ」。たとえグレッグ・スタフォードでさえ、他の人のゲーム内でのグローランサには口を出せないんだという認識のこと。「グレッギング」があっても、俺のテーブル内の MGF を優先させろ、ということですね。もちろんグレッギングを取り込んで、ゲームが面白くなるなら取り込んだ方がよいでしょう。最近は、グレッグ氏が自分の発言の前に必ず言っている(笑)。

Q.公式設定のグローランサってあるの?
A.ありません。でも、グレッグ氏が一番権威がある。二番目が商業出版された本(新しいものほど優先される)。でも今は商業出版された本(HeroQuest と Mongoose RuneQuest)にグレッグが事前に手をいれていないので、それは注意。

グローランサのコミュニティ周りにいない人にはこの文章だけだとなんのことやらわからないと思います。
まとめると
・設定がどうだとかぐだぐだいってないで、楽しいゲームをしろ。
・そのセッションの中で設定したこと、起ったことがそのセッションの事実だ。
・他人のセッションに自分のところの話を持ち込むな。
・グレッグ(グローランサのデザイナー)の設定を知ってると、他の人とゲームがしやすいかもね。
・だけどグレッグは世界設定をよく変える。整合性はつけないから自分達で考えろ。
ということですね。